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2022.04.11 (mon)
レポート
鹿福イベントレポート

2022年3月19日、「鹿福2022」が開催されました。
2つのセッションで、県内外の有識者をお招きしてディスカッションが繰り広げられ、最後に県内3つのスタートアップによるピッチが開催されました。
今回は、その模様ついてレポートします。
セッション1:「都市間連携によるDX推進-ITスタートアップと鹿児島地元企業の協業可能性」
株式会社 バカン 代表取締役 河野 剛進氏
有限責任監査法人トーマツ 地域未来創造室 九州地区リーダー 香月 稔氏
バカンが具体的に取り組む事例をもとに、鹿児島でのDX推進についてお話しいただきました。バカンが掲げるMissionは、「いまあいているか1秒でわかる、優しい世界を作る」ということ。施設や街・地域の空き情報を配信することで、地域に利便性、安心・安全を届けることを目指されています。
地方で課題解決を目的としたDXを推進していくためには、行政側も積極的に課題を発信したり、”あったらいいな”を言語化して様々な人とコラボしたりする必要があるとおっしゃているところが印象に残りました。
セッション2:鹿児島発スタートアップの成長支援-オープンイノベーション・DX事例-
株式会社リリー 代表取締役CEO 野崎 弘幸氏
リリーの大きな特徴は、共創型開発を行っていることです。今回は、その共創型開発を行った漁業DXについての事例から、鹿児島でDXを行う可能性について探りました。
野崎氏が大事にしていることは、発注者・現場と使用される現場と対話を繰り返しながら、プロダクトをつくるということだそうです。
最新の技術を提供していくこともですが、一番は現場の利用者が使いたいと思われるようなプロダクトを作り上げていくということは、どのような製品開発でも必要な心構えだと感じました。
セッション3:ピッチ
株式会社スディックスバイオテック取締役 隅田 純史氏
ファーマーズサポート株式会社 代表取締役 春日 良一氏
Buddycare株式会社 代表取締役 CEO 原田 和寿氏

県内スタートアップ3企業によるピッチ(短時間での自社製品の紹介)を行いました。今回参加した企業は医療からペットフード、畜産AIと幅広い分野の企業になります。
発表者は壇上で自社製品の熱弁をふるう中、参加者からも様々な質問をいただき、活発な議論がなされていました。
今回のピッチをきっかけとして、スタートアップ企業の成長促進や企業間の新たな事業連携などが生まれることが期待されます。
以上で、鹿福イベントのレポートになります。
今年度も様々なイベントを開催予定ですので、お楽しみに!