アリババB2B事業のプロ直伝!中小企業の海外展開リアルセミナー
中小企業の海外展開と聞いて、皆さんはどのようなことを思い浮かべるでしょうか?費用がかかる、時間がかかる、人材が必要…など、なんとなく大変そう、というイメージを持っている方も少なくないのではないでしょうか。また、何から始めればいいのか分からない、という方もいらっしゃると思います。
そんな海外展開に挑戦したい中小企業の皆さまのために、2025年12月10日、「アリババB2B事業のプロ直伝!中小企業の海外展開リアルセミナー」が開催されました。アリババ株式会社B2B事業部でシニアセールスエグゼクティブを務める斉藤氏にご登壇いただき、中小企業の海外展開の仕方や事例についてお話しいただきました。
会場には、製造業や情報通信業、金融サービス業、小売業など、幅広い業種の方が集まりました。
パソコン一台から始める海外展開
様々なサービスを展開しているアリババ株式会社ですが、中でも最も歴史のあるプラットフォームが「Alibaba.com」です。アリババジャパンは、アリババグループが持っている数多くのプラットフォームの中から、日本の企業に強みになりそうなものを引き合わせて、販路拡大や売上拡大に貢献していくことを役割としています。今回は「少人数の企業でもいかに使いこなせるか」をテーマに、B2Bについてお話しいただきました。

Alibaba.comとは、日本企業と海外企業をマッチングするプラットフォームで、「全世界版のオンライン展示会」ともいえる存在です。近年、海外への販路拡大に関する相談件数が増えているそうですが、Alibaba.comに出展するだけで、企業の事業内容や商材を短期間で全世界の企業に向けて発信することができ、認知度を上げながら多様な営業接点を生み出すことができます。
実際に、Alibaba.comのサイト内の画面を示しながら、海外の企業がどのような情報を見て、どのようにして商談まで至るのかといったB2Bの仕組みについてご説明いただきました。B2Cとの違いにも触れながら説明が行われ、理解が深まります。小規模の企業であっても、自社の商品をアピールしつつ価格交渉ができるシステムになっているため、中小企業でもしっかりと成約につなげられることが示されました。海外展開と聞くと大がかりな事業をイメージしがちですが、想像以上に手軽に始められることに驚きです。
AI活用で拓く、中小企業の海外展開の可能性
一般に海外展開に挑戦しようとすると、そのハードルは高く感じられるものです。特に中小企業では十分な人的リソースもなく、言語の壁、初めての取り組みに対する不安など、現実的にも心理的にもハードルを感じている場合が多いといいます。こうした課題を解決する一般的な手法としては、英語が得意な人材の確保、海外展示会への出展などが挙げられますが、いずれもかなりの労力や費用がかかるものです。そこで紹介されたのが、Alibaba.comとAIを掛け合わせたサポート。AIがAlibaba.comを使った取引の中で、どういった部分でどのように活用されているのか、詳しくご説明いただきました。「海外商談はスピードが重要」と斉藤氏。海外と比較した日本の商談のスピード感についても触れながら、AIを活用することで業務を最適化し、スピーディーな対応が可能になると強調しました。大手企業に比べて新たな取り組みに人手やコストを割きにくい中小企業だからこそ、活用の価値は大きいと実感させられる内容でした。
また、斉藤氏は日本の課題として、フェース・ツー・フェースを重視する文化によりデジタルツールの活用が遅れており、直接貿易の割合が外国と比べて低い点も指摘。成長のためには新しいことに踏み出す勇気も必要だとした上で、「日本の企業は商材も良く技術力も高いため、自信を持っていただきたい」と背中を押す言葉が語られました。小さな企業であっても世界を相手にできる可能性があると思える、勇気づけられるメッセージでした。

事例で見る海外展開のリアル
それでは、実際にどのような企業がアリババを活用して海外展開を行っているのか。アリババを活用している日本企業の業態や年商といった現状に加え、海外から人気の高い日本の商材について、データを交えながらお話しいただきました。日本に住んでいる身からすると意外なところに需要があることを知り、日本での常識にとらわれずに挑戦してみることも大切だと、はっとさせられます。さらに、具体的な事例もご紹介いただきました。実際の企業が海外展開に踏み込んだタイミングやその効果、海外事業への参画が事業継承にもプラスにはたらいたケースなどをお話しいただきました。事例を通じて、海外展開がより身近に、より魅力的に感じられました。これまで数々のグローバルB2B事業に携わってきた斉藤氏だからこそ語れる内容ばかりで、海外展開のイメージが一層鮮明に浮かび上がってきたのではないでしょうか。
新たな選択肢を見つけるきっかけに
講演後には、参加者の皆さまからの質問にもお答えいただきました。「デジタルは苦手だが何からすべき?」「海外展開のために勉強すべきことは?」といった準備段階に関する質問や、「利用登録までの流れは?」といった海外展開を見据えた実務的な質問など、次々に質問が湧き出し、参加者の関心の高まりが感じられました。
セミナー終了後には名刺交換が活発に行われ、セミナー内では聞けなかった内容を斉藤氏に直接尋ねる参加者や、参加者同士で交流する様子がみられました。
参加者からは「海外進出がこんなに身近になったなんて驚きでした」「大変勉強になりました」といった感想が寄せられました。海外展開というと、手を伸ばしにくいもののように思えますが、すべてを自分たちだけで担う必要はなく、今あるツールやサービスを最大限活用することで現実的な選択肢になりうるということを学べた、貴重な機会となりました。また、そのためには活用できるツールやサービスの存在を知っていること、それらを試してみる勇気も時には必要であると感じました。中小企業の皆さまにとっては、海外展開に希望を持てるセミナーになったのではないでしょうか。

mark MEIZANでは、今後も皆さまのビジネスや活動に役立つイベントを開催してまいります。学びやヒントを得られるセミナーをはじめ、新たな出会いが生まれる交流会、同業種とのつながりを広げる座談会など、様々な形式のイベントを企画しています。イベント情報は、ホームページやSNSで随時発信してまいりますので、ぜひご確認ください。
また、起業や経営に関する個別相談も承っております。クリエイターやエンジニア、経営のスペシャリストが、皆さまの挑戦を支援いたします。具体的な事業計画をお持ちの方はもちろん、「起業に興味はあるが何から始めればよいか」といった構想・準備段階のご相談でも構いません。ぜひお気軽にmark MEIZANをご活用ください!