2024.4.27 Sat

mark MEIZAN Conference “Mix” vol.1 ①オープニングセッション mark MEIZANの歩み(過去・現在・未来)

2024年2月8日に、mark MEIZAN Conference “Mix” vol.1を開催し、100名近い方々にご来場いただきました。

鹿児島市長によるオープニングトーク

まず開会にあたりマークメイザン運営事務局の油井 佑樹氏をファシリテーターとして、下鶴 隆央 鹿児島市長によるオープニングトークが行われました。

左から下鶴 隆央氏、油井 佑樹氏

下鶴市長は「異なる会社・業種・考え方が混じり合い、新しい付加価値の高い何かが生まれる、これがmark MEIZANの魅力。mark MEIZANは面白いことをやりたい人が集まってくる、面白い場所だ、ということをもっとPRしていきたい。また、鹿児島市だけでなく、鹿児島県や福岡市など、他の地域との連携によって、良い流れを生んでいきたい。」と、mark MEIZANの価値と、今後mark MEIZANで成し遂げていきたいことを述べました。

mark MEIZANがやってきたこと

続いて鹿児島市産業創出課の安永 めぐみ課長は、mark MEIZANがオープンから5年間で積み上げてきたイベント開催数や、経営相談数、資金調達件数などの運営実績について述べられました。また、スタートアップ支援やビジネスマッチングなど、mark MEIZANから生まれつつある新たな価値についても触れました。

安永 めぐみ氏

これからのmark MEIZAN

昨年春から新たに鹿児島市から委託を受け、mark MEIZANを運営することとなったジョイントベンチャー「薩摩郷中」の代表を務める野崎 弘幸氏(株式会社リリー代表取締役CEO)より、今年度の運営実績と、来年度以降の新たな取り組みについて述べました。薩摩郷中で掲げるスローガン「継続、そして変化」。前運営の取り組みを継続しつつ、新しい施策を行い、より良い施設になるよう積極的に変化していく意志を示しました。来年度に新たに取り組んでいくこととして、経営相談体制の強化や、mark MEIZANアプリのリリースについて語りました。

野崎 弘幸氏

トークセッション

mark MEIZANは、運営共同企業体である「薩摩郷中」のメンバーとその他のプロフェッショナル人材が、鹿児島により良い価値を創出するために協力体制を築いて運営しています。今回はその中から野崎 弘幸氏(株式会社リリー 代表取締役CEO)、松岡 宏満氏(株式会社W・I・Z 代表取締役)、中垣 雄氏(株式会社チェンジ鹿児島 代表取締役)、飯森 利徳氏(鹿児島銀行地域支援部地域開発室 室長)、福留 進一氏(株式会社現場サポート 代表取締役)、佐藤 健太郎氏(GMOペパボ株式会社 代表取締役社長)の6名と、安永 めぐみ氏(鹿児島市産業創出課課長)が壇上にあがり、mark MEIZANの今年一年の取り組みについて語りました。

左から安永 めぐみ氏、野崎 弘幸氏、松岡 宏満氏、飯森 利徳氏、中垣 雄氏、
福留 進一氏、佐藤 健太郎氏

トークテーマ1 : イベント施策

まず1つ目のトークテーマは「イベント施策」。前運営からの継続的な取り組みとして、インキュベーション型ビジネスプランコンテスト「Spread」について、松岡氏は「去年の参加者には鹿児島大学の学生が多かったが、今年は他の大学や、高校生など多種多様な属性の参加者が集まっていて、輪が広がっている。」とイベントの成長について語りました。

また、新たな取り組みとして、今年度開催されたビジネスマッチングイベントについて中垣氏が語りました。「東京では大企業と若い企業が協業することが多い一方で、鹿児島ではその交流が生まれていない問題を感じた。その解決の第一歩として、鹿児島銀行・京セラコミュニケーションシステム・南日本銀行の3社に課題を提案してもらい、それを解決するクリエイターやスタートアップとのマッチングイベントを開催した。実際に契約に至った企業も複数あり、今後も定期的に開催をしていきたい。」とイベントの今後の期待を述べました。

トークテーマ2 : mark MEIZANに求めること・共に取り組みたいこと

2つ目のトークテーマは「mark MEIZANに求めること・共に取り組みたいこと」。野崎氏は、来年度以降はアライアンスパートナーや地元の企業との協力を、mark MEIZANとして推進したいと述べた上で、福留氏、佐藤氏に「mark MEIZANに求めること」について伺いました。

福留氏は「付加価値を上げるにはスキルやレベルを上げる必要があり、そのためには学習が必要。会社を超えて、コミュニケーションを取り、相互に刺激を与えながら学習できる場所が重要。mark MEIZANにはそういう拠点になって欲しい。」と述べました。

鹿児島出身の佐藤氏は「この運営体制になったときに『コミュニティをもっと増やしていきたい』と伺った。コミュニティを増やさないと起業やスタートアップにアクセスする人や、仲間が集まる機会も増えない。東京ではスタートアップやITでインターンをしたり、自分でスタートアップを始める人がいくらでもいる。そういった情報にコネクトできる場所が鹿児島にはないので、mark MEIZANにはそれができる拠点になってほしい。そして、いろいろなところに出ていくためのハブになってほしい」」と述べました。

トークテーマ3 : 外部施設との連携

続いて3つ目のトークテーマは「外部施設との連携」。鹿児島市産業創出課の安永課長は「福岡市のFukuoka Growth Nextなどとは以前から連携の関係にある。他の都市との連携や、佐藤社長のように東京にいる鹿児島出身の起業家・経営者が、鹿児島に恩返しをしたいという動きも今後増えていくと思う。鹿児島市としても、外とのつながりを積極的に構築して、mark MEIZANが最終的なハブになるようにしたい。」と語りました。

鹿児島市内のコワーキングスペース「HITTOBE」の運営にも携わる飯森氏は「鹿児島市内でコワーキングスペースの連携は重要。それぞれに特徴があり、お互いに補いながら鹿児島全体を盛り上げていきたい」とコワーキング施設間の連携の重要性について述べました。

まとめ

最後に野崎氏から、mark MEIZANに行けばなんでも解決できるという流れを作りたいという言葉がありました。mark MEIZANでは、経営・資金調達からエンジニアリング、クリエイティブなど幅広い領域のスペシャリストに相談ができます。大きくスケールさせたい事業から、小さな事業まで様々な規模に応じた相談を受け付けていますので、ぜひ気軽に足を運んでいただければ幸いです。

ともにmark MEIZANというコミュニティを、利用者の方々と共に形作っていきたいと考えていますので、今後ともmark MEIZANをよろしくお願いいたします!

【マークメイザン運営事務局(薩摩郷中)】

イベントの様子はこちらから ↓

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